シャント両端に個々独立してバルーンを設けることで、従来のシャントと比べて次の利点があります。
特色
- バルーンを膨らませることにより、速やかな止血が可能です。
バルーンの生理食塩水注入にはスプリングバルブを使用してありますので、ワンタッチでバルーンを膨らませられます。
- バルーンによって止血しますので、ターニケットを強く締める必要はなく、長時間の手術でも血管壁への損傷の心配がありません。専用バスキュークランプを使用すれば、より安全です。
- 頚動脈腔とシャントチューブのギャップを気にすることなく細いシャントを選択できるので、挿入が容易です。
- 細いシャントの選択は、血管内操作を容易にします。
- 病変部が高位の場合は、内頚動脈側のターニケットあるいは専用クランプを省略し、広い術野を確保することも可能です。
サイズ
| 外径 | 3.0mm, 3.5mm, 4.0mm |
| 長さ | 22cm, 30cm, 医用シリコーン製品 |
| バルーン長さ | 10mm |
モデル
| モデルNO. | 外径 | 長さ |
|---|
| 330-22 | 3.0mm | 22cm |
| 335-22 | 3.5mm | 22cm |
| 340-22 | 4.0mm | 22cm |
| 330-30 | 3.0mm | 30cm |
| 335-30 | 3.5mm | 30cm |
| 340-30 | 4.0mm | 30cm |
バスキュークランプの特色
- ターニケットと異なり締めつけによる血管損傷の可能性は殆どありません。
- ワンタッチで装着でき、初心者でも容易に使用できます。
- ターニケットに比べて術野の邪魔になりにくい。把手を血管軸に対して回転できます。
| モデルNO. | サイズ |
|---|
| FV4 | 4.0mm |
| FV5 | 5.0mm |
| FV6 | 6.0mm |
| FV7 | 7.0mm |
| FV8 | 8.0mm |
使用上のご注意
- 使用前シャントチューブ内をあらかじめヘパリン水で洗浄して下さい。
- 各バルーンの生食水最大注入量は下記の通りですのでご注意ください。
- 血液流出を防ぐためシャントチューブ鉗子で挟む場合は、鉗子先端をラバーなどで保護したものか、ブルドック鉗子を使用して下さい。
- 専用バスキューブランプは総頚動脈および内頚動脈の直径より、それぞれ1mm~2mm程度小さい内径のものを使用して下さい。
| 外径 | 生食水最大注入量 |
|---|
| 3.0mm | 2.0ml |
| 3.5mm | 2.5ml |
| 4.0mm | 3.0ml |
参考文献
1)T.Furui J Neurosurg 60:861-863,1984
2)古井倫士, 手術38:219-221,1984
3)T.Furui, Vasc Surg 22:38-40,1988
4)T.Furui, Vasc Surg 24:656~658,1990
5)S.Yamamoto, Neurol Med Chir 31, 104-108,1991
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